日経225マイクロ先物は、日経225ラージの100分の1、日経225ミニの10分の1の資金からはじめることができるのが魅力です
では、日経225マイクロ先物の取引をするには資金を最低いくら用意しておけばはじめられるでしょうか?
この記事では、日経225マイクロ先物の取引をはじめるのに必要な証拠金について、初心者向けに分かりやすく解説します
1. 日経225マイクロ先物に必要な証拠金の決まり方
大前提として、日経225マイクロ先物の取引に必要な証拠金の額は、最終的には取引する証券会社によって異なります
まずはじめに、必要証拠金の計算式を紹介しますね
日経225マイクロ先物の取引に必要な証拠金の額は、
VaR証拠金 x 掛け目
で計算されます
VaRは証拠金の計算方法の名称です
初心者向けの記事ではくわしい解説を割愛します
現時点での最新のVaR証拠金は、みんかぶのページで確認するのが分かりやすいです
みんかぶの上記ページには日経225ラージのVaR証拠金しか記載されていませんが、日経225マイクロの証拠金は日経225ラージの証拠金の100分の1が目安です
次に「掛け目」ですが、この掛け目は各証券会社によって異なります
たとえば、日経225マイクロ先物の記事公開時点の証券各社の掛け目は、
- マネックス証券だと、 1.0倍
- SBI証券だと100%
です
1.0倍と100%は、表示形式が違うだけで、意味としては同じです
(以後、このサイトでは、掛け目は「〇倍」の表記で統一します)
掛け目が1倍ならば、必要証拠金の額は、
VaR証拠金 x 1倍
掛け目が1,1倍であれば、必要証拠金の額は、
VaR証拠金 x 1.1倍
で求めることができます
SBI証券の過去の掛け目の推移を見ればわかる通り、掛け目は基本的には1倍で、市場が大きく変動するといった局面では、1.1倍や1.2倍に増える(=より多くの証拠金を必要とする)と考えておくとよいでしょう
2. 証拠金は余裕をもって入金しておく
記事執筆時点での、日経225マイクロに必要なVaR証拠金は20,880円ですから、掛け目を1倍とすると、
20,880円 x 1倍=20,880円
です
楽天証券では、必要証拠金を計算するシミュレーションもできますので、リンク先にて使ってみてください
取引を手じまいして損失が確定すると、差し入れた証拠金が減りますから、追加で証拠金を入金する必要が生じます
また、VaR証拠金の額は毎営業日ごとに変動するので、取引が成立して決済するまでの間にVaR証拠金の額が上がってしまうこともあります
必要証拠金だけをギリギリ入金して取引をスタートするでは余裕がありません
個人的には、1枚だけの売買をするのであれば、1枚あたりの取引に必要証拠金の2倍を差し入れておくようにしています
日経225マイクロ先物に限らずですが、取引はまずは小さく、最小ロットではじめつつ、操作しやすい証券会社を探しましょう
以上、日経225マイクロ先物に最低限必要な証拠金について解説しました
日経225マイクロ先物について、証券会社ごとの手数料もリストにまとめましたので、こちらの記事も参考にしてみてください