SBI証券の手数料キャッシュバック・キャンペーンが終わったので、日経225マイクロ先物のトレードをするメイン口座を新たに選び直しました
メイン口座の候補は、日経225マイクロ先物の取引手数料が片道11円である、SBI・マネックス・auカブコム・松井・楽天の5社です
これら5社のサービスを比較して、現時点では松井証券をメインの口座に決めました
この記事では、日経225マイクロ先物を取引する証券口座を松井証券に決めた理由を、これからトレードをはじめようとしている初心者さん向けに分かりやすく解説します
理由1: 確定した利益を銀行口座へ当日付けで資金移動できる
現時点での自分のトレードルールとして、
「確定した利益は4分の1を証拠金に残し、4分の2(=2分の1)でETFを購入し、残り4分の1は現金化する」
ことに決めています
確定した利益を当日に提携する銀行口座へ資金移動することはSBI・マネックス・auカブコム・松井・楽天の5社すべてでできるのですが、このうちマネックス・auカブコム証券の2社は、以下の理由で選択肢から外しました
(1). auカブコム証券は、当日の出金可能時間が原則13時までと短い
auカブコム証券でも銀行口座へ当日出金可能ですが、三菱UFJ銀行以外の金融機関への当日出金は営業日の13時までしか受付していないため、選択肢から外しました
(この記事の執筆時点、以下同じ)
(2). マネックス証券の即時出金は有料、受付時間は営業日の9-15時だけ(一部例外あり)
同様に、マネックス証券も即日出金の受付時間が営業日の9-15時に限定されているため、選択肢から外しました
(マネックス証券⇒SBI新生銀行・イオン銀行あては無料・受付時間も長いです)
理由2:即日出金した現金が、デビットカード決済としてオンラインでも使える
候補として残った、SBI・松井・楽天の3社は、即日出金の受付時間が長いです
松井証券は、MATSUI BANK(住信SBIネット銀行・マツイ支店)への出金ならば、曜日を問わず原則24時間、リアルタイムの出金ができます
楽天証券も、楽天銀行への出金ならば、「らくらく」出金としてほぼ24時間、出金が可能です
SBI証券は新生銀行への即日出金が可能な時間帯は0:15~23:45と申し分ないです(一部利用不可の時間帯はあります)
ここで、松井証券で即日出金できるMATSUI BANK、楽天証券で即日出金できる楽天銀行は、いずれも口座の現金をデビットカードとして使うことができ、オンライン決済も可能です
一方で、新生銀行のキャッシュカードはJ-Debitとして加盟店の店頭で使用することはできるものの、オンライン決済には対応していないため、選択肢から外しました
なお、SBI証券の口座は住信SBIネット銀行の口座と提携でき、SBI証券の現金は住信SBIネット銀行の口座へ自動で移動するのですが(「ハイブリッド預金」と呼ばれています)、この資金の自動スイープは翌営業日付けなので、やはり選択肢から外れました
理由3:デビットカードのポイント還元率は1%、計算方法は松井証券が有利
MATSUI BANKも楽天銀行も、デビットカードの利用金額の1%がポイントで還元されるのはうれしいです
ポイント還元率は、MATSUI BANKも楽天銀行も1%で同じです
最近はクレジットカードのポイント競争やポイント改悪にめっきり疲れてしまったので、ポイント還元率が1%なら十分だと思えます
ただし、楽天銀行のデビットカードは利用額100円につき1%なのに対し、MATSUI BANKは毎月の利用金額の合計に対して1%なので、同じ利用額ならばMATSUI BANKのほうがポイントは多く貯まります
この点についても、松井証券に軍配が上がります
理由4:MATSUI BANKの普通預金の利率は0.2%、定期預金並みの高金利
MATSUI BANKの円普通預金の利率は預入金額にかかわらず0.2%と、他の銀行の定期預金並みの高金利です
楽天銀行も300万円以下は0.1%と決して他行と比べて低くはないのですが、やはりMATSUI BANKの利率と比べると見劣りします
預け入れる資金が少ないうちは微差なので預金金利が高いことだけでは決定打にはなりませんが、大きく稼いだ場合は少しでも預金利率が高いほうがいいとは思います
(いずれも円普通預金なので1,000万円までは預金保護の対象です)
理由5: 楽天証券だと、IFD-OCO注文ができない
残った楽天・松井の2社のうち、IFD-OCO注文ができるのは松井証券だけだったので、最終的に松井証券を選びました
IFD-OCO注文は、新規注文と同時に決済の予約をする注文方法です
このIFD-OCO注文ができると、
「○○円で新規の発注(指値)、その新規注文成立後に〇〇円の利益or〇〇円の損失が出たら決済する」
という注文が1回でできるので、相場を見続けられない時に便利です
松井証券では「返済予約」の「益出し&損切り」としてIFD-OCO注文が可能です
(リンク先は株式投資の解説ページですが、先物トレードでも同様に注文できます)
一方で楽天証券では、通常の指値注文の約定後に「逆指値付通常注文」をすれば、同様に返済予約が可能ではあるものの、決済の注文は約定後に手動で発注しなければならないので手間がかかります
以上、日経225マイクロ先物をトレードするメイン口座として、松井証券を選んだ理由について解説しました
サービスの優劣は各社とも激しく競争しているので、今後も比較検討しながら、より有利な証券会社が登場すれば乗り換えていきます